ほや座くらぶ通信~第36回ほや座くらぶを開催しました~

5月22日(土)に若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。

新型コロナウイルス感染症で福井県独自の緊急事態宣言が出されていましたが、無事に解除され、ご本人4名、ご家族7名、スタッフ10名が参加しました。 

 前半は歯科衛生士の先生にお口の手入れと感染予防についてお話しいただきました。

デンタルフロスの正しい使い方やタイミングなどすぐに実践できる内容で、とても参考になりました。毎日のことでつい手を抜いてしまうこともありますが、お口の手入れの大切さを再認識できました。

 また、新型コロナウイルス感染症と関連して、お口の手入れの際の感染予防への配慮についてもお話しいただきました。歯磨きなどのお口の手入れは飛沫が飛びやすいタイミングでもあります。できるだけ口を閉じて歯を磨く、うがいの時はできるだけ腰を屈めて低い位置で吐き出すなど、家庭内感染を防ぐためのコツも教えていただきました。

 福井県独自の緊急事態宣言は解除されましたが、今後新型コロナウイルス感染症の感染が再拡大する可能性もありますので、引き続き注意していきたいと思います。

 後半はご本人・ご家族に分かれて交流会を行いました。ご家族は2つのグループに分かれてそれぞれ交流会を行いました。

初めて参加された方は、普段悩んでいること、迷っていることについて、他のご家族に聞いておられました。他のご家族からはそれぞれの体験をお話しいただき、参考にされているようでした。

 1グループに1つ会場を用意したため、周囲の声を気にすることなく交流することができました。


 ご本人は後半交流会も兼ねて近くの福井県立歴史博物館に見学に行きました。企画展として「1964・東京五輪とそのころの福井」が開催されていて、みなさん当時を思い出しながら見学されていました。

 時間が限られていたため、慌ただしい見学となりましたが、またみんなで一緒に出掛けたいと思います。


 感染予防でおやつの提供ができないため、今回はお土産にグラノーラのクッキーを持って帰っていただきました。

 

 高齢者のワクチン接種が開始されましたが、まだまだ新型コロナウイルス感染症の心配は続きます。認知症の方にとっては外出の機会が減ったり、人との交流が減ったりすることも病気が進行するリスクとなります。皆さんが安心して参加・交流できるよう、今後も感染対策を徹底して開催していきたいと思います。