ほや座くらぶ通信~第42回ほや座くらぶを開催しました~

 5月28日(土)に、今年度最初の若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶを開催しました。過ごしやすい気候になり、ご本人1名、ご家族6名、スタッフ9名が参加しました。

 

 ご家族は前半、歯科衛生士の先生による「歯のはなし」のミニ講座を行いました。

歯をきれいにすることで、唾液や食物のむせ込みから引きおこす肺炎や心臓の病気、糖尿病、さらには認知症の悪化予防が期待されます。

 歯磨きの際には、磨き残しや食べかすがないか、歯や歯茎だけでなく舌や上顎も忘れずに磨いて、口の中全体を確認することが大切です。

 講座の中ではお口の老化チェックなどもあり、みなさんとても熱心に話を聞いておられました。

 普段、ご本人の体調に気を配られているご家族の皆さんですが、今回のミニ講座はご家族自身の健康を振り返る良い機会になったのではないかと思います。

 

 後半は2つのグループに分かれて交流を行いました。

 在宅介護されている方、施設入所された方、1人1人の状況は様々でしたが、それぞれが思いを話され、皆さん共感しながら聞いておられました。

 「施設の面会制限のため、月に1回しか面会できず、直接本人に触れることもできない」、「早くに病気になってしまったから、子どもに親らしいことをあまりしてあげられなかった」、「病状の進行から仕事を辞めて、経済面が心配」等の話があり、お互いを認め合い、励まし合いながら交流をされていました。


 

 ご本人は前半、スタッフとの交流を行いました。ご自身が仕事をされていた時の話や好きなものの話で盛り上がり、楽しく過ごすことができました。今回、ご本人の参加が少なかったのですが、ゆっくりお話しすることができ、新たな一面を知ることができました。

 

 後半は、歯科衛生士の先生による「歯のはなし」のミニ講座を行いました。

人数が少なかったこともあり、講座を聞きながら質問したり、笑いも交えて和やかな雰囲気でお話を聞くことができました。歯の健康の大切さもしっかり伝わったのではないかと思います。

 

 今年度も、感染対策は継続しつつ、オンラインも活用しながらご本人同士ご家族同士のつながりが持てるように、継続していきたいと思います。 

 

 

 ほや座くらぶでは看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートしますので、是非お気軽にご参加ください。