3月23日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。令和6年度最後のほや座くらぶは、ご家族11名、ご本人6名、スタッフ7名が参加しました。
前半は、若年性認知症当事者の方とご家族の方に、現在活動されている地域ボランティアについてお話をして頂きました。若年性認知症発症後、地域に貢献したいという思いからボランティア活動を始め、現在の活動についてお話して頂きました。ご本人のサービス精神や行動力を生かして活躍されている姿に驚かれる方もいらっしゃいました。その後、ご家族からもご本人との日常生活のエピソードについてお話して頂きました。
後半は4~5名のグループに分かれて交流会を行いました。「本人が外の世界に出て交流することが大切だと思った」「同じ思いの方と深くお話できて気持ちが軽くなった」という意見を頂きました。最初は話を聞くだけでもかまいませんので、お気軽に参加して頂けたらと思います。看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートします。
ご本人達は、自分達の思いを残していこうという試みで、それぞれ今の思いを語って頂きました。「はじめてのような気持ち」「仕事は間違えないように気を張る」「最初は指摘されると辛かった」などたくさんの思いを聞くことが出来ました。最後はこんなこと言ったっけ?と笑いの場面もありました。
認知症になっても、よりよく生きていける可能性を持っています。来年度もほや座くらぶでは、本人、家族の思いを残し、施策に繋がるよう努力してまいります。
今回のおやつは、春のお彼岸ということでおはぎを美味しく頂きました。