5月25日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。令和6年度最初のほや座くらぶは、ご家族9名、ご本人6名、スタッフ7名が参加しました。
ご家族は前半、歯科衛生士によるミニ講座を行いました。口腔内の機能や働きについて、クイズを交えながら分かりやすく教えて頂きました。加齢により、むせや飲み込みにくさが出てきますが、その対策として「パタカラ体操」を一緒に行いました。マスクを外す機会も増えてきましたので、素敵な口元になるよう運動するのもいいですね。
後半の交流会では4~5名のグループに分かれていただき、困っていることや心配なことをお話ししたり、経験談を教えていただきました。「他の方のいろいろな話が聞けて大変良かった。自分自身の悩みが小さいことだと思い、考え直すことが出来た」「普段の生活の"あるある"をたくさん聞けて有意義でした」という意見を頂きました。最初は話を聞くだけでもかまいませんので、お気軽に参加して頂けたらと思います。看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートします。
ご本人達は、天気がよかったので足羽山を散策した後、オープンガーデンとして開放されたバラ園に行ってきました。ちょうど見頃の季節で色とりどりのバラが満開でした。初めて参加された方もすぐに馴染んで楽しまれていました。普段は自宅で過ごすことが多い方も、時々出かけて楽しめる場所があることはとても大切です。
初めて参加するときは不安もあると思いますが、事前にご相談いただいたり、スタッフと顔合わせをすることもできますので、ぜひご本人にも参加いただきたいと思います。