令和5年10月14日に認知症本人ミーティングを開催しました。
認知症本人ミーティングは、認知症のご本人同士で自分の体験や語り合う場です。今回はゲストとして高知家希望大使の山中しのぶ氏、たぬき倶楽部代表の竹内裕氏のお二人にもお越しいただき、県内の若年性認知症の方8名が参加されました。
普段、若年性認知症のご本人・ご家族が参加するつどいの場に参加されている方もおられますが、本人ミーティングとして語り合いの場に参加していただくのは初めての方が大半でした。
最初緊張した様子もありましたが、山中さんにご自身が診断を受けた経緯や診断後の気持ち、その後今の活動につながるまでのお話をしていただきました。自分の経験と重なって涙ぐんでいるご本人もいらっしゃいました。
その後は山中さんの司会でお一人ずつ自己紹介をしていただきました。「自分では変だと思わないけど、家族に言われて受診したら病気と言われた。」「家族の中で自分だけ家に閉じこもっている。何かしなければと思う。」などの思いをお話されていました。
自己紹介の後は皆さんのやりたいことをお話いただきました。「旅行に行きたい」「昔よくやってた釣りをしたい」など皆さん思い思いにお話されていました。他の方のお話に影響されてか、いつもより饒舌な方が多く、楽しい会になりました。
後半は男性グループ、女性グループに分かれてランチを食べながら交流しました。家族のこと、仕事のことなど自由にお話いただきました。
今回、お話されている皆さんの様子を見て、ご本人同士だからこそ話せることがたくさんあると感じました。参加されたご本人からは楽しかったと感想も言っていただきました。これからもご本人同士が話せる場を大切にしていきたいと思います。